~ 社員に健全な自律を、企業に前向きな代謝を ~
「人が辞めない会社」は、いい会社?
これまで、私たち日本企業が当然のように前提としていた「人が辞めない会社がいい会社」という価値観。はたして、これからを見据えた時、今後も本当にそうなのでしょうか?
もちろん、10人採用し10人退職することがいいかといえばそうではないでしょう。しかし、10人採用し、定年まで一つの会社で全員勤め上げることが、企業にとって、働く人にとって本当に幸せなのか?改めて問う時期に来ていると感じます。
人生100年時代、個人は幸せを求めて、働き続けることになります。テクノロジーの発達、働き方改革、副業推進、外国人の活用など、働き方、働く価値観は、急激に大きく変わりつつあります。グローバルでの競争は当然となり、さらなる生産性の向上が求められ続けそうです。
そんなこれからの世の中で、本当に、今までの雇用の考え方でよいのか?
これまで多くの企業が、優秀な社員になればなるほど、その優秀な社員が辞めないような処遇をしてきました。平均的な社員に対しても、“自社”で成果が出るように頑張れ!という処遇をしてきました。
平成不況以降、50歳まで抱え込んできた社員の処遇に困り、泣く泣くリストラを実施した過去もあります。この経験を、無駄にしないために・・・。
私たちは、前向きで健全な「企業と人の在り方」を考えた際に、「健全な新陳代謝を前提とした組織運営」というコンセプトにたどり着きました。
「人が辞めるのは悪いこと(辞めるのはダメな人)」という過去のパラダイムから「人と企業は対等であり、人が辞めることは健全なこと(辞める人がダメなわけではない)」という新しいパラダイムへ
大きな転換が必要だと感じています。
企業の前向きで健全な新陳代謝を前提とした組織運営に変えていくことでこれからの企業、そして何より働く人を幸せにしてゆきたいと願い、新しく会社を設立いたします。
2020年1月6日
株式会社ビジネス代謝ラボ
代表取締役 小高峯康行